フィールドとメソッド
約5分で読めます第26章
この章で学ぶこと
クラスを構成する「フィールド」と「メソッド」について改めて整理しましょう。現実のものをクラスで表現する感覚を身につけましょう。
フィールドとメソッドをおさらいする
クラスは「フィールド」と「メソッド」の2つから構成されます。
- フィールド:そのクラスが持つデータ(状態)
- メソッド:そのクラスが持つ機能(できること)
「人間」をクラスで表すとしたら、次のようになります。
| 要素 | 例 |
|---|---|
| フィールド | 名前、年齢、身長 |
| メソッド | 歩く、話す、食べる |
実際にクラスを作って動かしてみよう
「銀行口座」を表すクラスを作ってみましょう。
コードの中に += と -= という書き方が登場します。これは複合代入演算子といい、balance += amount は balance = balance + amount の短縮形です。「balanceにamountを足して、balanceに上書きする」という意味です。同様に balance -= amount は balance = balance - amount と同じです。
java
1class BankAccount {2 String owner;3 int balance;45 void deposit(int amount) {6 balance += amount;7 System.out.println(amount + "円を入金しました。残高:" + balance + "円");8 }910 void withdraw(int amount) {11 if (balance >= amount) {12 balance -= amount;13 System.out.println(amount + "円を出金しました。残高:" + balance + "円");14 } else {15 System.out.println("残高が足りません");16 }17 }18}1920public class Main {21 public static void main(String[] args) {22 BankAccount account = new BankAccount();23 account.owner = "田中たろう";24 account.balance = 0;2526 account.deposit(10000);27 account.deposit(5000);28 account.withdraw(3000);29 account.withdraw(20000);30 }31}実行結果:
text
110000円を入金しました。残高:10000円25000円を入金しました。残高:15000円33000円を出金しました。残高:12000円4残高が足りませんフィールドとメソッドが連携する
balance というフィールドを、deposit(入金)と withdraw(出金)のメソッドが読み書きしています。
フィールドが「口座の状態」を記憶し、メソッドがその状態を変えたり確認したりする、という役割分担です。
ここまで学んできたことのまとめ
26章を通じて、Javaの基礎を一通り学んできました。
変数・型・演算子・条件分岐・繰り返し・メソッド・クラスは、すべてのJavaプログラムの土台です。
ここで学んだことを組み合わせることで、より複雑なプログラムが作れるようになっていきます。
ポイント
フィールドはクラスのデータ(状態)、メソッドはクラスの機能(できること)です。フィールドとメソッドが連携することで、現実のものをプログラムで表現できます。
まとめ
- フィールド:クラスが持つデータ(名前、残高など)
- メソッド:クラスが持つ機能(入金する、出金するなど)
- フィールドとメソッドが連携して「もの」の振る舞いを表現する
- クラス・フィールド・メソッド・インスタンスがJavaの基本的な土台
確認問題
クラスのフィールドとメソッドの組み合わせとして正しい説明はどれですか?